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歯医者にて

2015年03月19日 / 柬亰旅日記

夕方に歯医者へ行ってきた。

診察椅子に座り、しばし衛生士の到着を待つ。
待ちぼうけをくらい、聞こえてくるのはドリルの音や患者の話声だけで、
備え付けの丸鏡で、自分の顔を眺め続けるのもなんだか気まずい。
己の顔を直視するのは、朝の洗顔と美容院時くらいで十分である。

ふと壁に目線をそらすと、おそらく子どもの絵であろう、
クレヨンで描きなぐったような、なんだか分からない絵が飾ってある。
分からない絵ではあるが、どんな絵であるかは分かる。
希望とか願いとか、後悔とか悲しみとか、そんな類いの感情に支配される前の絵である。
子どもの絵は一見カオティックではあるが、果たしてこれは本当に混沌とした状態なのだろうか。

話は飛ぶが、モンテーニュが「随想録」を書いたのは38歳で隠遁してヒマになったからだそうである。
私も最近仕事はなかなか忙しくはあるけれども、果たして心はヒマなようであるから、久々に日記を更新した次第である。



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